僕らの行く道

若者の若者による若者のためのブログ

人間の振れ幅

僕らが70年前の世界史を学ぶ時、まったく違う世界の出来事を学んでいるかのような感覚を抱く。 ナチスのユダヤ人大虐殺、大日本帝国の帝国主義拡張による無謀な戦争、植民地時代。僕らの知っているおじいさんおばあさんが生きていた時代なのに、現代とまっ…

「It's up to you!」 / タイの露天商が放った僕の課題を突いた言葉

写真:チェンマイ名物カオソーイ チェンマイのノスタルジックなサタデーナイトマーケットが懐かしい。 チェンマイの服売りのおばさんは、値引きを繰り返しながらも買うか買わないか迷い続ける優柔不断な僕をみて、「あなた次第なのよ!」と言い放った。 おば…

人間は環境の変化に弱い。

今までと同じ職場で同じ仕事をしていたとしても、ささいな変化でまったく違う職場に感じる。変わった次の日は、まったく違う朝を迎える。それは悪夢とともに迎える朝であって、桃源郷の恍惚感とともに迎える朝がくることはめったにない。 人間は環境に適応し…

「人工知能のジレンマ」について考えたこと /ニッポンのジレンマ元旦スペシャル競争と共生のジレンマ

正直、この会に集まった論客の半分以上は人工知能についてほとんど知らないし興味もないようにみえた。 話はそれるし、この手の新しいテクノロジーに関する話題につきものの管理と倫理の問題に収束してしまうし、煮え切らない議論だった。 人工知能、いわゆ…

【映画の紹介】罪とは何か? /セブン(1995年公開)

ブラッド・ピット出演作の中でもおすすめされることの多い映画。僕も前からずっと観たいと思っていた。 感想。まず、すごく面白い映画であることは確かだ。 でも面白いだけで名作であるとは限らない。この映画は罪について新たな気付きを与えてくれた。 これ…

【雑感】宗教のジレンマについて考えたこと ニッポンのジレンマ 元旦スペシャル”競争”と”共生”のジレンマ 

ISテロの原因を承認の供給不足と経済格差にみる議論は面白かった。IS・オウム・連赤事件の原因を承認の供給不足にみることはたしかに的を射ていると思う。同様にISテロを格差問題とみることもできるだろう。しかし、僕は宗教がテロを起こす要因はもっと人間…

【雑感】経済のジレンマについて考えたこと ニッポンのジレンマ 元旦スペシャル”競争”と”共生”のジレンマ

この番組の大テーマは、“競争”と“共生”。 番組で議題になっていたテーマに関して、自分の未熟な頭で思ったことを適当に書いてみる。 公平 何が公平か公平でないかという基準は、人間が決める。宇宙のスケールから見れば、人はみな公平といえるだろう。人間は…

【雑感】ニッポンのジレンマ 元旦スペシャル”競争”と”共生”のジレンマ 

5年前の第一回の放送から毎年正月にこの番組を見ることが恒例になっている。最初にこの番組を観た時、僕は大学1年生だった。第一回は、猪子さん、安藤さんや駒崎さんなどが出ていて、今思うとそうそうたるメンバーだったなと思う。当時、自分とそう歳の離…

作家の書く文章 / 朝日新聞寄稿(2016.1.8) 中村文則【雑感】

これは作家の文章だと思った。ロジック、主張の説得力などは必要ない。この文章には人の心に入り、人を動かす力がある。学者が書くような論理の正確さだけを追い求めて読みづらくなった文章を書く必要はないのだ。周囲に迎合せず、曇りのない眼でみて感じた…

眠るという創造 朝日新聞社説(2015.12.31)【雑感】

「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」 ルイス・キャロルの小説『鏡の国のアリス』に登場する赤の女王が発する上記の言葉は、赤の女王仮説として生物学でも有名だ。この言葉が表すように私たちは、前進するためには活動し続けなくて…

【音楽の紹介】ロックンロールの体現  シスターマン / 毛皮のマリーズ

僕の大好きなバンドである毛皮のマリーズの曲。 この曲の2007年埼玉VJ-3でのライブ映像がYoutubeに上がっている。大学時代、この素晴らしくかっこいい動画をみてしびれまくった。ロックの素晴らしさを体現したような曲だと思った。 ロックという音楽ジ…

【雑感】未来を描く 2015年度政府予算案

今年も政府予算案が発表された。僕たちはテレビ、新聞、ネットでその情報にふれ、数十兆のお金の割り振られ方を知る。そして、今年も40%近い額を国債で賄われていることを知る。 世間のみんなは予算案をみていろいろレビューするだろう。控えめに言わなく…

【音楽の紹介】I LOVE YOU / 尾崎豊

中学生の頃、母親の車のカセットテープから流れてきた尾崎豊の歌う「I LOVE YOU」を聴いてその歌声に魅了された。当時、尾崎豊といえば名前を聞いたことはあったが、どんな声でどんな歌を歌っているか知らなかった。野太い声で激しいロックを歌っていると勝…

【雑文】戦いの詞

ひとつひとつていねいに壊していった すみずみまで協力しあい壊していった 真っ白な塔の上から怒声が聞こえる 顔を真っ赤にさせて 幸せを壊すなと叫んでいる 真実のない世界に造られた正解を壊したら 真実が残る 缶詰に詰められたビー玉たちは 自分の価値を…

【雑感】今後10年間

今日の出来事。 25歳になって一週間が経った。考えると10年前は中学生だったのかと、時の流れの早さを思い過去10年間で経験したことを思い返した。そして、今後の10年間のことを考えた時最初に浮かんだのは、「自分は今後どれだけつらいことを経験するのだろ…

【雑感】常識にとらわれずに生きる

仕事で成功し多くの人から憧れと尊敬を集めている人は世間一般の常識から外れた道を歩いてきた人が多いと言われる。 なぜだろう。 おそらく人はみな、自分が輝く道を知っている。いつだって自分が本当にやりたいことって頭の片隅にあるはずだ。自分が納得し…

蜂蜜パイ―神の子どもたちはみな踊る / 村上春樹【本の紹介】

「これまでとは違う小説を書こう、と淳平は思う。夜が明けてあたりが明るくなり、その光のなかで愛する人々をしっかりと抱きしめることを、誰かが夢見て待ちわびているような、そんな小説を」*1 村上春樹にしては珍しく、まともな世界のまとも(?)なラブス…

【映画の紹介】コンタクト

パーカー「君は神を信じる?」 エリー「いいえ。証拠がないもの」 パーカー「君は父親を愛していた?」 エリー「ええ、もちろん」 パーカー「証拠は?」 中学生の口喧嘩みたいな会話? いやいや違う、単なる言葉尻をつかまえた言葉遊びの会話というわけじゃ…

【モノの紹介】クラークスのゴアテックスブーツ

大学三年生の頃から、冬にはクラークスのブーツばかり履くようになった。ゴアテックス仕様のブーツだ。僕はこれがすごく気に入っている。 まず、ブーツなのに靴擦れしない。買った直後のまだ革が足に馴染んでいない状態でも、一度も靴擦れをしなかった。それ…

村上隆の五百羅漢図展【出来事】

先日、東京へ行ったついでに村上隆の美術展を観た。 今まで西洋の画家の美術展を数回行ったことがあるが、正直いくら背景や技術を説明されても作品のどこがすごいのか、なぜ価値があるのかピンとこなかった。さも関心したように絵やオブジェを眺めて、そうか…

【音楽の紹介】Forever Love / X JAPAN

この曲を聴いたのは高校生の頃だっただろうか。 高校生ぐらいの年頃の青年はよく哲学的なことに疑問を持つと言われるが、僕もご多分にもれず社会や自分に疑問を感じながら高校生活を送っていた。その頃は感受性が強く、一冊の本、一枚のCDからでも大きな影響…

【本の紹介】外資系コンサルのスライド作成術 / 山口周

大学院に入りたての頃、この本が非常に有用なアドバイスを与えてくれた。そのころの僕は、スライドの作り方がわからず、うざったいほどに先輩に相談ばかりしていた。なにからどう手をつけていいかわからず、自分一人でスライドを作れるようになれるなんて考…

【音楽の紹介】Empire state of mind / JAY-Z, Alicia Keys

この曲を聴くと、都会への憧れを思い出す。 「すべてを叶えてくれるコンクリートジャングル」 素晴らしい響きだと思う。 世界に駆け出してやろうという気持ちを思い出させてくれる。 いつから自分は安定した人生を送りたいと思うようになってしまったのだろ…

【本の紹介】ネシャン・サーガ / ラルフ・イーザウ著

僕の人生に大きな影響を与えた本を挙げるとき、この本を欠かすことはできない。 嵐の海を航り、灼熱の砂漠を抜け、猥雑な街を辿る冒険は少年の好奇心を満たすのに十分な面白さがあったが、他の児童文学とこの本が一線を画してしていたのは、主人公が最大の敵…

【本の紹介】裸でも生きる / 山口絵里子

自分のやりたいことをして生きていくにはどんな生き方をしたらいいのだろう。山口さんの生き方は僕にその答えの一端を教えてくれた気がした。 フェイスブックCOOの女性が書いた『Lean in』という本の、「怖がらなければ何ができる?」*1という言葉を思い出し…