宝くじの夢⑤
BIGが、今回検討している中では最も1億5千万円が当たりやすいということはわかった。
しかし、その確率は478万分の1である。
この数字は、期待しても無駄だということなのだろうか。
まずはこの確率を他の事象と比較してみる。
調べてみたところ、全世界で飛行機事故により死亡する確率は10万回に1回らしい。
単純に比較してみると、飛行機で死ぬ確率より宝くじに当たる確率のほうがはるかか低い、ということだ。
ちなみに、雷が自分に落ちる確率は1000万分の1。
これはジャンボ宝くじの一等と同じ確率だ。
BIGと比べると雷の方が落ちる確率は低いということになる。
つまり、BIGで一等が当たる確率は、飛行機が墜落する確率より低いが、雷が落ちる確率よりは高い、ということになる。
そんなのと比較したって、イメージできるようなできないような?!
結局、期待しても無駄だから買わないほうがいい?
しかし、これはあくまで確率。
確率は、十分に多くの回数を行ったときに起こりうる回数を表している。
たとえば、BIGを長年、何百万回買ってきた人の場合、この確率通りになる。
また、一回ですべての数字の組み合わせを買ったときも同様。
(この場合、あたったとしても、宝くじは50%以下しか当選金額として配分されないので、買った金額より当選金額のほうが確実に低くなる。)
確率は、次に当たるかどうかを表してはいない。478万分の1が次の一枚に来るかもしれない、ということだ。
買う枚数が多く(数百万枚)なるほど、確率通りになるので、損が大きい。
もし少ない枚数で当たれば、儲けもんということだ。
まあ、つまるところ買わなければ当たることはないので、余剰のさらに余剰の資金で少しだけ買って期待してみるくらいがいいということだ。