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生きること。それは日々を告白していくことだろう。

残業する理由について考えてみたこと / ワークライフバランス1

ワークライフバランス」、「ブラック企業」。最近よくみかける言葉だ。日本人の長時間労働が問題視されて久しい。働き方の改革に関しては様々なところで議論されているので参考にしてほしい(特に駒崎さんの本は読みやすくておすすめ)。

http://president.jp/articles/-/20125

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

 

ここでは、なぜ日本人は残業するのか、ということに対して僕なりの意見を書いてみたい。

 

僕は、日本人が残業するのは平日家に帰ってもやることがないという理由がひとつあると考えている。

もし定時で仕事が終わったら、仕事が終わって寝るまでの間、何をして過ごしていますか?疲れてなにもする気が起きないって?若者だから、定時で帰れば少し位元気はあるんじゃないかな。おそらく、具体的にはっきりと答えられる人は少ないんじゃないだろうか。ジムに行っていたり、飲みに行ったり、だらだらと過ごしたり、ネットをみたり、だろうか。

正直、毎日早く帰ってもやることがないよと感じている人は多いと思う。特に独身の人はそうだろう。家事も特にしなくていいし、話し相手もいない。部屋で孤独になるのを苦痛に感じる人もいる。結婚している人だって、妻(旦那)に小言を言われるのが嫌だとか、家事・育児が嫌だとかで家に帰りたくない人はいる(ちなみに僕は未婚だ)。
だから、なんとなく残業したくて、仕事をわざと丁寧にやったり、仕事を引っ張ってきたり、ノルマは達成しているけどそれ以上頑張ってみたりしている人もいるだろう。そんなことはみんな自分から言わないけど。

もちろん、本当に仕事が半端なく忙しくて寝る暇もない人もいる。実際僕も、時間がいくらあっても足りないような仕事量を抱えていた経験がある。しかしそれは環境の問題だ。環境(もしくは上司)が変われば仕事量はいくらでも変わる。問題は自分が何を望んでいるかだ。

 

本来、仕事とはお金を稼ぐ手段であって、稼いだお金でやりたいことがあるから仕事をしているという論理構造が成り立っているはずだ。だから、基本的には仕事以外の時間でやりたいことが第一優先であって、家に帰ってから何をしているか、という質問に答えられないはずがないのだ。日本人は「仕事=稼ぐ手段」という構造が成り立っておらず、「仕事=生きがい」になっている人が多い。もちろん、その構造にはいい側面もある。日本の製品・サービスの品質の高さや国際競争力を支えているのは仕事=生きがいという考え方であるともいえる。

 

つまるところ、残業時間を減らすためには、仕事以外の時間でやりたいことをみつけ、それを人生の第一優先にすることが必要なのだ。

自分のやりたいことをみつけるにはどうしたらいいのか。自分のやりたいことを優先するためにはどうしたらいいのか、ということについて次回考えてみたいと思う。


※もちろん、残業時間が減らない理由は他にもたくさんある。それらは非線形になっているので、解析が難しいし、ひとつの解にはならない。この記事は、あくまで僕のひとつの考え方を示しているにすぎない。他の理由を知りたければ参考文献をみてください。