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僕らの行く道

若者の若者による若者のためのブログ

英国のEU離脱は僕らに関係ある? / ポピュリズム化する世界

イギリスの国民投票EU離脱派が勝利したことが世界中を騒がせている。新聞はEU離脱に関する記事で溢れ、ネットやテレビのトピックスもEU関連で埋まった。

それらのメディアでよく騒がれたのは「イギリスのEU離脱が僕らに何か関係あるの?」という話題だ。TPPの時もそうだったが国際問題の話題になると、僕たち一般人は自分たちの生活範囲でうまく消化しきれない。

多くの記事にあるように、たしかにEU離脱が僕らに与える影響はたくさんあるだろうが、結局のところ直接的には関係がないことばかりだ[1][2]。

だけど、僕らがこの出来事から本当に感じ取るべきなのは、もっと大きな流れだ。つまり、世界がポピュリズムに流されつつあること。今の世界では、今回のような二者択一の民主主義の選挙で、過激で独裁的な選択肢が一夜にして決定づけられてしまう可能性がでてきたということだ。

 

ポピュリズムは、Wikipediaによると以下のようにある。

ポピュリズム(英: populism)とは、一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想または政治姿勢のことであり[1][2][3][4]、日本語では大衆主義や人民主義[5]などと訳される。

ポピュリズム - Wikipedia

 簡単に言ってみれば、「ごちゃごちゃ抜かすエリートなんてクソ食らえ、とにかく強そうなやつが好きだぜ!」という考え方だ(たぶん)。

最近、世界がそのポピュリズムに流されつつある[3]。代表的な例が、おなじみアメリカ大統領選におけるトランプ氏だ。物理学者のスティーブン・ホーキング氏は彼を「最も低レベルの層の大衆に受けているように見える扇動政治家」と呼んだ[4]。過激で強気な発言によって、「正直あまり頭は良くないけれどとにかく現状に不満をもっている人達」の人気を集め、共和党の指名を獲得するまでなったわけだ。他に、フィリピンでは暴言だらけのドゥテルテ氏が大統領になっている。今回のEU離脱派の勝利も、移民問題などによってもともと欧州からの独立心が強い英社会が右よりの思想に傾いた結果だといえる。

 政治がポピュリズムに流されると、大衆の怒りや不安といった感情がそのまま世界を動かすことになる。かつてのヒトラーのように、独裁は民主的な手続きを得て完成されることがある。大衆の不満と怒りが過激で独裁的な政治を選んでしまうことはたしかにあるのだ。無知な大衆の感情が理性を打ち負かし、世界を動かしてしまうかもしれない。

 

映画『スターウォーズ』のワンシーン。共和国議長のパルパティーンが議会の承認を得て帝国の皇帝になった時、アミダラ女王は悲壮なおももちでつぶやく。

「自由は死にました。万雷の拍手の中で」[5]

過激で独裁的な選択肢が決定づけられてしまう一夜を僕たちは迎えたくない。

 

 

[1] 

www.goodbyebluethursday.com

[2]

www3.nhk.or.jp

 [3]

www.huffingtonpost.jp

[4]

www.huffingtonpost.jp

[5]